「日本のことば」に関するリファレンス、
国語研図書室で解決しませんか

ことばの由来、方言、日本語教育…皆さまの図書館で、利用者からこのような内容の資料相談を受けたことはありませんか。国立国語研究所 研究図書室は、全国で唯一の日本語に関する専門図書館です。利用者の調査を支える「次の案内先」として、ぜひ当室をご活用ください。

★見学会へのご参加受付中★
図書館総合展2026に合わせて、当室を含む立川の大学共同利用機関法人4機関の図書室の合同見学会を開催いたします。ぜひご参加ください!

開催日時  10月26日(月)9:30~12:15
集合場所  国文学研究資料館(東京都立川市緑町10-3)
参加方法  (後日情報を追記いたします)

今回のオンライン展示では、当室のユニークな蔵書をご覧いただき、またインターネット公開中の資料や図書室のご利用方法などについてご紹介させていただきます。


蔵書のご紹介

国語研 研究図書室は、幅広い年代の日本語学、言語学、日本語教育、及び関連分野の文献や資料を収集・所蔵しています。
中でも今回の展示では、一般公開日の見学会展示などでご好評をいただいている、日本語の歴史に関する貴重な資料を2点ご紹介いたします。

○無垢浄光経自心印陀羅尼

『百万塔陀羅尼』の実物写真と画像公開サイトのリンク

『百万塔陀羅尼』という呼称で知られる当資料は、764(天平宝字8)年の藤原仲麻呂の乱の終息後に、称徳天皇の発願により、木製小塔を百万基作り、それぞれに無垢浄光経の陀羅尼のうち1種を納め、法隆寺など10か所の寺に奉納されたもののうちの1つです。塔の内に納められた陀羅尼は、制作年代が明確な世界最古の印刷物と言われています。
陀羅尼は漢字を発音記号のように用い、サンスクリット語の呪文の読み方を写した(音写)ものになります。漢字のよみの特殊な使われ方を現代に伝える貴重な資料です。

○古今文字讃

古今文字讃の資料画像と画像公開サイトのURL

『古今文字讃』は、古文篆、籀文篆など21種類の書体について、用例を添えて解説した本です。中国で編纂され、弘法大師空海(774-835年)が中国に留学した際に日本へ伝えたと考えられています。
讃の書体用例を大幅に省略した抄録本ながら、上中下三巻が揃っているのは日本国内でも当所蔵資料のみとなります。

ここまでにご紹介した資料は、画像横のQRコードからWeb上の公開ページにアクセスすることが可能です。公開ページからは、資料全頁のカラー画像の閲覧・ダウンロードを行っていただけます。

国語研は、所蔵する貴重資料や、研究成果、刊行物などの電子化・インターネット公開を進めております。


図書室のご利用案内

国語研 研究図書室の蔵書数は、図書が約16万7,000冊、雑誌が約6,000タイトル(2026年4月現在)で、学術書はもちろん、日本語に関する一般書や児童書、地方出版の資料なども可能な限り収集しています。
調査・研究を目的として研究図書室の資料を必要とされる方であれば、どなたでもご来室いただけます。皆さまの館に所蔵の無い、日本語研究の専門的な資料についてのお問い合わせがあった際は、ぜひ当室のことを思い出してください。

国立国語研究所研究図書室の閲覧室の風景

  • 開室時間:9:30~17:00
  • 休室日:土日祝、毎月の最終金曜日、夏季休業
    ※最新の開室日程は開室カレンダーでご確認ください。
  • 2階閲覧室にて図書・雑誌の閲覧・複写を行っていただけます。(貸出は行っておりません)
  • 閲覧室の開架資料は自由に閲覧できます。閉架書庫の資料をご利用の場合は受付カウンターにお申し込みください。
  • 事前にご利用予定をお知らせいただければ、閲覧希望資料をお取り置きいたします。
    ご利用の申込はこちらから

その他詳しい来室利用の方法については、ホームページからご確認ください。
研究図書室 | 国立国語研究所

また、当室は NACSIS-ILLに参加しております。ILL利用としてお申込みいただければ、文献複写物や貸出資料を図書館までお送りすることも可能です。特に遠方の館の場合は、ILLのご利用をご検討ください。

国立国語研究所研究図書室の開架資料棚の風景

当室の蔵書は、当室OPACから検索していただけます。また、CiNii Researchからも所蔵情報をご確認いただけます。

展示をご覧いただき、ありがとうございました。
来室、蔵書検索、ILL、インターネット公開資料の閲覧などを通じた、皆さまのご利用をお待ちしております。


最後に、研究図書室が所属している、国立国語研究所共同利用推進センターについてご紹介いたします。

共同利用推進センター

共同利用推進センターは、日本語をはじめとする諸言語、日本語教育等を専門とする研究者が共同研究を推進する環境を提供するセンターです。言語研究・言語教育に関わる諸研究の基盤を強化し、新たな学術研究の展開を目指します。
共同利用推進センターは、研究図書室の運営以外に、以下のような事業を行っています。

  1. コーパスの開発環境の整備および公開
    日本語形態素解析辞書のUniDicや、オンラインコーパス検索ツール『中納言』などを開発しています。
     
  2. 研究資料の収集・保存・提供(研究資料室の運営)
    国語研研究資料室にて、当所がこれまで実施してきた調査研究・事業で収集・作成したさまざまな研究資料を保管しています。事前にお申込みいただくことで、研究資料の来所閲覧が可能です。また、電子化した研究資料のWeb上での公開も進めています。

研究資料室のカセットテープ棚の画像

当センターが保管する研究資料を利用した研究にご興味がおありの研究者の方がいらっしゃいましたら、共同利用型共同研究の申請もご検討ください。

 

★国立国語研究所 アクセス

国立国語研究所へのアクセスマップ

〒190-8561 東京都立川市緑町10-2
多摩モノレール「高松駅」より徒歩7分
立川バス「自治大学校・国立国語研究所」停留所より徒歩1分
TEL. 0570-08-8595 (ナビダイヤル)
※研究図書室は2階にございます。研究所入口は施錠されているため、玄関横に設置されているピッチで研究図書室をお呼びだしください。

担当者
国立国語研究所 研究図書室
電話
042-540-4640
メールアドレス
toshokan@ml.ninjal.ac.jp
FAX
042-540-4339