京都工芸繊維大学の紹介
京都工芸繊維大学は、明治期に開校した京都高等工芸学校と京都高等蚕業学校、「工芸」と「繊維(蚕糸業)」のふたつの高等教育機関の流れを汲む、ものづくりの大学です。
2026年
ML(Museum&Library)連携展示・イベント
美術工芸資料館(Museum)と附属図書館(Library)のML連携により、図書展示やイベントを企画開催しています。
【2025年度 開催報告】
美術工芸資料館の展覧会「京都工芸繊維大学―近代京都の蚕業と染織展」に関連し、ML連携展示を開催しました。

■美術工芸資料館 展覧会「京都工芸繊維大学―近代京都の蚕業と染織展」
■附属図書館の展示
附属図書館では、美術工芸資料館の展覧会「京都工芸繊維大学―近代京都の蚕業と染織展」に連携して、図書館が所蔵する蚕糸関連資料の展示を行いました。
京都工芸繊維大学は、明治期に開校した京都蚕業講習所よりはじまり、京都高等蚕業学校、京都高等蚕糸学校、京都繊維専門学校と名称を変えながらも一貫して蚕糸に関わる教育研究を続けてきました。附属図書館はその過程で収集された「養蚕」「繊維」に関わる資料を受け継いでいます。本展覧会の第2会場である図書館では、大学史資料により本学の歴史を辿り、同時に、明治時代に輸入された蚕についての海外の新知識を伝える貴重な図書類を学内外の方にひろくご覧いただきました。
【展示の様子】


【展示資料】

IL FILUGELLO sano e malato, (Atlante del filugello sano e malato.)
Enrico Verson著, パドヴァ王立蚕糸試験場, 1888
1888年にイタリア・パドヴァの王立蚕糸試験場から発行された5枚組の養蚕指導資料

養蚕實業録. 3版
清水治郎造著, 清水傳習所, 1897.9
大日本蚕糸会高等蚕業講習所講習録は国立国会図書館に所蔵されているが、本書に関しては
記録がない。製本時期も不明であるが、講師の多く(13人中9人)が京都蚕業講習所の技師
で占められている。発行時期は不明であるが、第2代講習所長石渡繁胤氏が原蚕種製造所に
移動した直後、恐らく明治末から大正初期にかけて編集されたものと考えられる。

養蠺豊凶の分岐点; 附吾人生命長短ノ岐路
馬場由著, 丸山舎書籍部, 1924.8
本書は、国内養蚕業が最盛期を迎えながらも、様々な問題を抱えていた時代。養蚕の主産地
の一つ、岐阜県において養蚕技術の指導に当たっていた著者が、より安定した養蚕経営を目
指す養蚕農家のために、問題点と解決策を平易にまとめた書。
【ML連携による成果】
図書館資料は大学の歴史を語る!
〇連携によって
新入生・在校生 >> 自校史を知る入口
卒業生 >> 来し方を振り返る機会
先生方 >> 一次資料の再発見
図書館員 >> 自館資料をより深く知る&もっと伝える活動
〇バックヤードでは
貴重書の再評価 ・書庫の確保 ・再装備 ・さらなる寄贈
学内資料の発掘 ・未登録資料の確認と修理 ・展覧会図録の登録整理→OPAC公開
◆これまでのML連携イベント
◆これまでのML連携展示
当図書館はこれからも、資料の保存と活用のより良いかたちをMuseum&Library連携を通し探っていきたいと考えています。
図書館総合展アーカイブ
京都工芸繊維大学附属図書館について
京都工芸繊維大学附属図書館は、1949(昭和24)年5月の新制大学としての大学創立時に、「京都高等工芸学校(1902(明治35)年設立)」に端を発する「京都工業専門学校」と「京都蚕業講習所(1899(明治32)年設立」に端を発する「京都繊維専門学校」の両前身校の蔵書を引継ぎ、京都工芸繊維大学附属図書館工芸分館及び繊維分館として発足しました。その後、1968(昭和43)年に大学キャンパスの統合整備により両分館を廃止し、現在地に建築されました。館は、1978(昭和53)年、1994(平成6)年及び2004(平成16)年、2023(令和5)に増築・改修が行われ、学生のための快適で豊かな学習環境の提供及び知的交流拠点としての環境を整備しています。
和書 洋書 合計
図書 271,263冊 163,612冊 432,875冊
雑誌 3,078種 2,565種 5,643種
