内容紹介
大昔、空に太陽がのぼるとともに起きて、しずむと寝るといった生活をしていた時代の人類が、はじめてはかったものは「時間」だと考えられています。夜空にうかぶ月が丸くなったり細くなったりする「月の満ちかけ」を見て、時間をはかったのです。
やがて、狩猟・採集生活を経て、土地に住みついて穀物を栽培するようになった人類は、道具の発明や、土地の測量のために、「長さ」や「広さ(面積)」などをはかる必要がでてきました。
その後、収穫量が増えてくると、それを売り買いするのに「かさ(体積)」や「重さ」をはかるようになります。
このようにして、人類は「時間」や「長さ」、「体積」、「重さ」のほか、さまざまな単位を必要に応じて発明してきました。
『「目からウロコ」単位の発明!』は全5巻刊行。現在わたしたちが日常的に使っている、いろいろな単位について、漫画やイラスト・写真などでわかりやすく解説します。いつも使っている単位について、「目から鱗がおちる」ように、より深く理解していきましょう。
小学校(算数)では、長さ、かさ(体積)、広さ(面積)、重さ、時間を学習しますが、学習しない単位もたくさんあります。この本では、学校で学習しない単位にもふれています。
各巻目次
① いろいろな単位 単位とはなにか?
➊そもそも「単位」とは? ❷小学校で学習する単位 ❸計量と単位 ❹人類の歴史と単位の発明 ❺いろいろな単位 ❻SI接頭語 ❼1日を24時間に分けた理由
② 長さ・角度・速さの単位 人類は、いろいろなものをはかるようになった
➊そもそも「長さ」とは? ❷単位の歴史 ❸世界共通の単位の決定 ❹㎜、㎝、m、㎞の関係 ❺長さをはかる ❻「歩測」とは? ❼道のり・時間・速さ ❽角度の単位
③ 面積の単位 洪水後の土地をもとどおりにはかるには?
➊そもそも面積の「単位」とは? ❷学校で習う面積の単位 ❸小学校で学習する面積についてこれだけは覚えよう! ❹面積の学習と日常生活 ❺㎡の発明 ❻いろいろな面積の単位 ❼建物や土地などの面積
④ かさ・体積の単位 農業の発展・収穫量を正しく知るには?
➊そもそも「かさ」の単位とは? ❷1立方メートルの空間 ❸1リットルの量は? ❹トイレ・おふろの水の量は? ❺穀物や豆の量は入れ物が単位に! ❻「かさ」か重さか
⑤ 重さの単位 取引のために金銀・香料などをはかるには?
➊1g・1㎏の感覚を知る ❷はかりは古代エジプトからあった! ❸中国の「黄河文明」では ❹日本の単位 ❺単位の統一 ❻体重は、はかる場所によってかわる?
書誌詳細
著 稲葉茂勝
対象 小学校中学年~中学生
NDC410
全5巻 A4判 各32ページ オールカラー
セット本体定価16,000円(税込17,600円)
シリーズISBN 978-4-7515-3230-0
発行 あすなろ書房