大規模災害からの復興期において、図書館は単に「本を貸す場所」にとどまらず、住民の情報拠点、心の拠り所、そしてコミュニティ再生の核として機能してきました。
被災者同士が集う場、行政情報や生活再建情報へのアクセス、子どもたちの学びの継続——発災直後から復興期に至るまで、文化/社会教育の複合施設は刻々と変化する住民のニーズに応え続けています。
本フォーラムが取り上げる益城町の ミナテラス(益城町交流情報センター) は図書館を中核としつつホール・子育てサロン等を備えた文化複合施設であり、大熊町では、2028年度の開館を目指す社会教育複合施設「ととと」(図書館・博物館・公民館の3機能を融合)の整備が進められています。輪島市では、能登半島地震からの復興のなか、輪島市立図書館をはじめ地域の学びと交流の拠点をどう守り、どう再開するかが現在進行形の課題です。
財政・人材・施設のいずれにも制約がかかる復興期にあって、自治体のトップはなぜ図書館や、図書館を含む文化複合施設の再生を進める判断を下したのか。その背景には住民からどのような声が寄せられ、地域社会の再生において、これらの拠点にどのような役割が期待されたのかをうかがいます。
迎えるのは、令和6年能登半島地震(輪島市)、東日本大震災・原発事故(大熊町)、平成28年熊本地震(益城町)という、被害形態の異なる3つの大規模災害を経験した自治体の首長です。三者の経験を重ね合わせながら、復興期における判断と文化/社会教育の施設の意義を考える場とします。
<ご登壇者>
佐藤 由弘 氏(大熊町 教育長)
西村 博則 氏(益城町 町長)
坂口 茂 氏(輪島市 市長)
<司会>
鎌倉幸子(特定非営利活動法人エファジャパン、図書館総合展運営委員)
- 佐藤 由弘 氏(大熊町 教育長)
- 西村 博則 氏(益城町 町長)
- 坂口 茂 氏(輪島市 市長)
<司会>
鎌倉幸子(特定非営利活動法人エファジャパン、図書館総合展運営委員)