出展者:前田郁子,八木絵香(大阪大学COデザインセンター)
「気候市民会議 (Climate Assembly)」は,気候変動問題をテーマに,国や地域単位で行う市民会議です。2019年にフランスで始まり,欧州で広がりを見せています。
国内でも2020年に札幌で開催されたのを皮切りに,関東を中心に開催が増えてきました。
気候市民会議の特徴には,以下のような点が挙げられます。
- 社会の縮図となるように無作為に選ばれた数⼗⼈〜百数⼗⼈の参加者が,
- バランスのとれた情報提供を受けて,参加者主体でじっくりと議論し,
- 議論の結果を提⾔などの形でとりまとめ,
- とりまとめた結果を,脱炭素社会の実現に向けた効果的な政策・対策を⽣み出すために活⽤する。
現在のところ,気候市民会議の活動の広がりに図書館がかかわっている事例は見られないようですが,それぞれの地域にある「図書館」という機能がこれらの活動に関与できる余地は少なからず存在します。
本ポスターでは,気候市民会議の広がりとその手法や特色を紹介し,気候変動への対応という課題を通じて,「地域のことを自分たちで考え,具体化する」という活動に図書館が関わる可能性について,話題提供をしたいと考えます。
本ポスターは,科研費基盤研究(B)「「科学・公民」教育としての気候市民会議プログラムの開発」(23H01020)の一環として発表します。
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対象
どなたでも
イベントの有無
無し
担当者
前田
メールアドレス
maeda.ikuko.cscd@osaka-u.ac.jp