消えた映画館の記憶

開催日時
-
開催方法
Zoom
事前申込
定員:

戦後、大衆文化の代表格であった映画の黄金期とされる1958年~1960年頃、日本全国には1万を超える映画館がありました。その多くは人知れず閉館し、取り壊され、ほとんど文献に残されていません。その存在を記憶にとどめる人々も高齢化し、いまやその記憶すらも喪われつつあります。

データベース「消えた映画館の記憶」と、その「記憶地図」は、そんな喪われつつある映画館について、公共図書館に所蔵されている昭和期の住宅地図や郷土資料を網羅的に調査し、断片的に残された記録と記憶をつなぎ、可視化することをライフワークとする在野の研究者の取り組みです。

本フォーラム(オンライン)は、特に図書館での調査や協力がなければ情報を得ることが難しかった「消えた映画館」の調査事例を中心に、全国各地の消えた映画館調査の旅と成果をふりかえります。

 

「わたしの町にも、かつて映画館があった」――――そんな驚きの発見とともに、公共図書館がありとあらゆる地域の情報(レフェラルサービス含む)を収集・保管していくことの大切さと、一次資料の価値を再認識する機会となることでしょう。

 

 

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開催年
2025
主催
東海映画館文化研究会
後援
edit Tango
協力
edit Tango
登壇者

澤田佳佑

愛知県出身・在住。地元の名古屋シネマテークや刈谷日劇などがきっかけで映画館に興味を持ち、2017年に映画館データベースサイト「消えた映画館の記憶」を立ち上げ、かつて日本全国にあった約10,000館の映画館情報を集積・発信している。

2024年1月、全国映画資料アーカイブサミットのセミナー「映画資料最前線・映画館文化発掘の試み」で発表。同年3月、慶應義塾大学ミュージアム・コモンズ刊行の査読論文雑誌『The KeMCo Review 02』に研究ノート掲載。2025年1月、『映画館のカケラ 東海編』を刊行し、以来、名古屋を中心に各地で講演等登壇を重ねている。

担当者
edit Tango事務局
メール
polotan.d@gmail.com

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