渋沢栄一の『論語と算盤』がスマホやパソコンで読めるデジタルアーカイブをご紹介します!

開催日時
-
開催方法
会場開催(パシフィコ横浜内フォーラム第8会場(E25))
事前申込
定員
80名

 新一万円札の顔、渋沢栄一(しぶさわ・えいいち、1840-1931)は『論語』を人生の指針とし、講演や談話によって多くの言葉を残しました。その中で最も有名な書籍『論語と算盤』は、『竜門雑誌』や『青淵百話』に掲載された渋沢栄一の談話等を基に梶山彬が編纂したもので、10篇90章からなる訓話集としてまとめられています。

 2024年3月、公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターは、渋沢の言説へのアクセシビリティ向上と、渋沢に関する情報資源の自由な流通や利活用促進を目的に「論語と算盤オンライン」を公開しました。これは、1916(大正5)年9月に東亜堂書房から出版された『論語と算盤』をデジタル化し、解題や出典情報などとともに公開するためのプラットフォームです。

 本フォーラムでは、「論語と算盤オンライン」の内容に加え、編集著作物である『論語と算盤』のTEIマークアップ、出典調査や解題作成、著作権処理などの開発エピソードをご紹介します。また、渋沢研究の実績も豊富な田中一弘氏(一橋大学教授)より「デジタルアーカイブはどのように活用できるのか」について利用者の視点からコメントをいただき、「使えるデジタルアーカイブとは何か」について皆様と一緒に考えます。

 

【プログラム】
開会挨拶・導入説明
1.プレゼンテーション
 1) 「論語と算盤オンライン」の開発と著作権処理について
  茂原暢(渋沢栄一記念財団 情報資源センター長)
  井上さやか(渋沢栄一記念財団 情報資源センター 専門司書)
 2) 「論語と算盤」研究とデジタルアーカイブの活用(仮題)
  田中一弘 氏(一橋大学 大学院経営管理研究科 教授)
2.パネルディスカッション
 パネリスト:田中一弘 氏、茂原暢、井上さやか
 司会:若狭正俊(渋沢栄一記念財団 情報資源センター 専門司書)
閉会挨拶

 

【登壇者紹介】
田中一弘 氏
1966年東京都生まれ。1990年一橋大学商学部卒業。1999年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。神戸大学大学院経営学研究科・助教授、一橋大学大学院商学研究科・助教授(准教授)を経て、2010年一橋大学大学院商学研究科(現 経営管理研究科)・教授。専門は経営哲学、企業統治。近著に『先義後利の経営―渋沢栄一が求めた経済士道』(有斐閣)がある。
https://www.cm.hit-u.ac.jp/faculty/000604.php

 

【参加申し込み方法】
フォーラムの事前参加予約は終了しました。
当日会場へ直接お越しください。
※予約された方優先ですが、当日ご参加可能です。

 


●本フォーラムはこんな方におすすめ●
 ・デジタルアーカイブの開発に興味がある方
 ・ユーザー側から見たデジタルアーカイブと図書館サービスに興味のある方
 ・権利者不明の著作権処理について、その実例を知りたい方
 ・小規模な専門図書館が作り出す文化資源に興味のある方
  渋沢栄一に興味のある方、「一万円札の顔なのでちょっと覗いてみようかな」というだけでもOKです。

 

●「論語と算盤オンライン」とは●論語と算盤オンライン
 2024年3月29日(金)第一弾公開。
 『論語と算盤』の原点、東亜堂書房1916年版をベースに、
 デジタル化した本文、解題、各記事の出典などを
 登録不要無料公開するためのプラットフォーム。
 インターネットを通じて「いつでも、どこでも、だれでも」
 渋沢栄一の叡智に触れ、理解を深め、
 活用することができるデジタルアーカイブです。
 スマートフォンにも対応しています。
 https://eiichi.shibusawa.or.jp/features/rongotosoroban/

 

「渋沢栄一 つたえる・つながる・つくる」シンボルマーク 公益財団法人渋沢栄一記念財団では、渋沢栄一が肖像となる新一万円札発行を記念し、「渋沢栄一 つたえる・つながる・つくる」をテーマに、渋沢栄一を知っていただき、みなさまとつながるための取り組みを実施しています。
https://www.shibusawa.or.jp/outline/topics/2024/post06_18_76048.html

 

 

 

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開催年
2024
主催
公益財団法人渋沢栄一記念財団 情報資源センター