図書館×ウェルビーイング:次世代の公共空間を考える
📝 フォーラム概要
図書館は、「本を借りる場所」から、地域の人々が集い、学び、癒される「公共空間」へと進化しています。
本フォーラムでは、「ウェルビーイング(心身の健康・幸福)」という視点から、図書館の新たな可能性を探ります。
登壇者には、まちづくり政策、図書館運営、予防医学、テクノロジーといった多様な分野の第一人者が集結。
それぞれの専門性を活かしながら、「次世代の公共空間としての図書館」のあり方を議論します。
- 地域政策の観点から、図書館が担うべき役割とは?
- 図書館は、どのように人々のウェルビーイングに貢献できるのか?
- テクノロジーは、図書館の空間やサービスをどう変えるのか?
- 多様な利用者にとっての「居心地の良さ」とは?
📝 フォーラム詳細内容
1. | はじめに |
ご講演 | |
2. | ウェルビーイングについて |
石川 善樹 氏 | |
3. | "図書館"をやめたら、図書館がはじまった ~感じて、考える。これからの図書館~ |
淺野 隆夫 氏 | |
4. | 大和市文化創造拠点シリウス/大和市図書館 「健康(健幸)都市図書館、9年のあゆみ」 |
松田 彰 氏 | |
5. | 健康寿命や生活習慣病について ~フォーネスライフ社の取り組みと事例紹介~ |
和田 巌 氏 | |
6. | パネルディスカッション |
🎤 登壇者一覧
石川 善樹
予防医学研究者、博士(医学)/公益財団法人Well-being for Planet Earth代表理事
【プロフィール】
1981年、広島県生まれ。公益財団法人Well-being for Planet Earth代表理事。
「人と地球が調和して生きるとは何か」をテーマとして、雲孫世代(約200-300年後)にまたがるような長期構想に取り組む。
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淺野 隆夫
札幌市図書・情報館初代館長/札幌市まちづくり政策局プロジェクト担当部長/総務省地域情報化アドバイザー
【プロフィール】
図書館の「常識のカバーをはずす」人。
2014年に札幌市電子図書館を開設し、2018年には札幌市図書・情報館の立ち上げから初代館長に就任。「はたらくをらくにする」をコンセプトに、年間100万人が訪れる滞在型図書館を実現し、ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2019大賞を受賞。その後は、新潟県長岡市や長崎県長与町、神戸市など、全国各地の図書館計画に新しい息を吹き込む。公共空間を「人が感じて、考える」場として再設計し、図書館を“人の幸せの質を高める装置”へと進化させようと邁進。
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松田 彰
大和市立図書館長/日本図書館協会認定司書 第1196号
【プロフィール】
大和市立図書館館長。丑座うお座A型。2008年、図書館流通センター入社。世田谷区(業務委託)、海老名市(指定管理)、行橋市(PFI)の公共図書館運営や開設準備を担当し、2022年から現職。
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和賀 巌
フォーネスライフ株式会社 チーフテクノロジーオフィサー / NECソリューションイノベータ株式会社 シニアフェロー
【プロフィール】
フォーネスライフ株式会社 CTO
科学技術振興機構未来社会創造事業運営統括
東北大学大学院医学研究科客員教授
医学博士・MBA。血液中の約7,000種類のタンパク質を解析する「血液プロテオミクス」技術を活用し、認知症や心疾患などのリスクを予測する「フォーネスビジュアス」を開発。科学的根拠に基づく”健康の可視化”を通じて、人々の長期的な幸福(ウェルビーイング)に寄り添う新しいヘルスケアの社会実装を推進。現在は、科学技術振興機構(JST)「未来社会創造事業」にて「個人に最適化された社会の実現」領域の運営統括も務め、ウェルビーイングの定量化と社会実装に挑む研究開発を牽引。図書館や地域拠点が、科学と人間の感性をつなぐウェルビーイングのハブとなる可能性に注目。