昨今、読書バリアフリー法の施行により障害者の読書環境や図書館の役割について多くの研究がなされているます。
そんな中、2023年11月に『盲学校でマジックショーを!』(万博)が発売され、マジック業界だけではなく、さまざまな業界から注目を集めました!
これは、著者が盲学校での体験をもとに視覚障害者がマジックをどのように知覚し不思議をどう読み解くのかを著したものです。
当日は、本の中に掲載されているマジックを実際に披露・紹介していただきます。
文字を読む読書だけではなく、幅広く“読み取り読み解く”体験をも、図書館がその守備範囲にしてゆくことを考えるとき、この本を起点に議論を深められそうです。この講演は、図書館が障害者に対してサービスを提供するためにできることを探る試みでもあります。
この講演を起点に、障害者における読書環境だけではなく、広くは芸能・芸術へも道がひらかれることを期待しています。
みなさんと一緒にあたらしい読書のかたちを考えていけたら本望です。
★本イベントは、zoomでのご参加も可能です。(下記からお申し込みいただき後日リンク送信)
★また後日、撮影したものを図書館総合展のYouTubeにてアップロードします。なかなか都合がつかないわ!という方はそちらからもご覧できますのでご安心ください!
★イベント参加申し込みはコチラから!★
https://docs.google.com/forms/d/1Un2cK2vo7wMNj_TxwFcDKEnl1vgmO8uF_nfY8XbnP3g/edit
●ゲスト:万博(ばんぱく)
1986年生まれ。京都府出身。
京都⼤学⼤学院⼈間・環境学研究科卒。
中津芸術文化村ピエロハーバー「ディスイズショウタイム」2007年レギュラー。
JCMA2008年春第3位。同大会ピープルチョイスアワード第3位。
2010年盲学校教員となる。
2023年より、視覚障害者ガイドヘルパー(同行援護従業者)としても活動を開始。
同年『盲学校でマジックショーを!』刊行。(https://www.amazon.co.jp/盲学校でマジックショーを!-万博/dp/B0CKGT4DW5)
★SNS
x(旧Twitter):https://x.com/bampaku
●照会:野⼝武悟(のぐちたけのり)
1978年生まれ。栃木県出身。
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科修了、博士(図書館情報学)卒。
専修大学文学部教授、放送大学客員教授。
図書館情報学を専門とし、読書バリアフリー、子どもの読書活動、電子図書館などの研究を行う。現在、千代田区図書館評議会会長、小田原市図書館協議会委員長、(公社)全国学校図書館協議会編集委員長のほか、NPOブックスタート理事、日本特別ニーズ教育学会理事、(公社)日本図書館協会障害者サービス委員、(一社)日本出版インフラセンターABSC管理委員なども務める。
■主な著書
2021年『変化する社会とともに歩む学校図書館』(単著、勉誠出版)、『改訂 図書館のアクセシビリティ:「合理的配慮」の提供へ向けて』(共編著、樹村房)、2022年『学びの環境をデザインする学校図書館マネジメント』(共編著、悠光堂)、『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2022:これまでの10年とこれからの10年』(共編著、樹村房)、2023年『学校経営と学校図書館(改訂二版)』(共編著、放送大学教育振興会)、『読書バリアフリーの世界』(単著、三和書籍)
●MC:岡村真衣(おかむらまい)
1998年生まれ。三重県出身。
皇學館大学文学部卒。図書館学専攻。
親子3代続くマジシャン家系に生まれ、全国各地で活動するマジシャン。
図書館総合展2019「手品を図書館に!~図書館グッズの斬新なつかい方~」開催。
図書館総合展2020「図書館と手品資料をつなぐ〜手品史料を残すには〜」開催。
●協力・裏方:岡野裕行(おかのひろゆき)
1977年生まれ。茨城県出身。
皇學館大学文学部国文学科准教授(図書館司書課程担当)。
専門分野は図書館情報学と日本近現代文学。書誌、文学館、文学アーカイブ、文学散歩、ビブリオバトル、書物文化、読書文化、ウィキペディアタウン、学生協働、文学散歩などの研究を行う。
ビブリオバトル普及委員会代表理事(2015〜2021年)、一般社団法人ビブリオバトル協会副代表理事(2016年〜)、知的資源イニシアティブ(IRI)Library of the Year担当理事(2019年〜)なども務める。
■主な著書
2020年『図書館情報学用語辞典 』(共著、丸善出版)、2021年『
読書会の教室:本がつなげる新たな出会い 参加・開催・運営の方法 』(共著、晶文社)、2022年『コロナとアカデミア』(共著、雷音学術出版)、坂口安吾大事典(共著、勉誠出版)、2023年『図書館情報学事典』(共著、丸善出版)